人生を自力で生きるリテラシーが足りない
「日本終わってますよね?」と言う人たちに問いかけたい。人生において何が幸せなのか、何をしたいのか、明確にできているか?
少しの贅沢を楽しみたい。経済的な不安を軽くしたい。そういう欲を持つのは結構だが、贅沢なんかしなくても幸せにはなれる。
成熟した大人として、当たり前のことを思い出さなくてはいけない。
「日本終わってますよね」と、国家レベルの問題にすり替えようとしているマインドの時点で、自分の本心がわかっていない証拠だ。
足りないのは月給ではなく、人生を自力で生きていくためのリテラシーだ。
炎上はたびたびするのだが、多少の無力感を感じる炎上だった。僕は著書やメディアで、リテラシーを磨くことの重要性をしつこく繰り返し訴えているのに、まだまだ多くの人には届いていなかった。
「おわってんだよ」と言ったけど、投稿者本人を否定しているわけではない。苦しさを招く思考は、工夫次第でいくらでも変えられるのだ。
国家に文句を言う前に、まず自分で変わっていけ!
言葉は厳しかったけれど、そのようなエールをこめたつもりだ。
大切にしているのは「人生を遊び尽くす」こと
大学生時代に起業してから今日まで、スケジュールがガラ空きになったことがない。
1日に数十件の案件を処理することは普通で、国内外の移動、友人との会食、トレーニング、すきま時間にスマホで情報収集や発信を行い、睡眠時間はしっかりキープしている。仕事がなんにもやることなくぼんやり過ごしていたという日は、30年近く1日も無いだろう。僕のなかでは最適化されているので特に大変ではないけれど、普通の人からすれば超人的なタイムスケジュールらしい。たしかに、僕の毎日に全部ついて来られる体力の友人や恋人は、ほとんどいない。
僕にとってビジネスは遊びと同じだ。
時間を活用して、情報を狩りながら自由に生き、すべてが遊ぶことに通じている。
よく、堀江さんが一番、大切にされていることは何ですか? と聞かれる。一番なんかないのだけど、シンプルに答えるなら「人生を遊び尽くす」ことだ。
僕は毎日が楽しくて、楽しくて仕方がない。
常識やいろんな制約に縛られず、人生を自由に、遊び尽くして生きているからだ。