「できない理由」を探す人は、人生を無駄にしている

「そんなことはホリエモンだからできるんだ」と言う人も、いるかもしれない。けれど、僕だからできることなんて、ほんの少ししかない。

堀江貴文『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)
堀江貴文『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)

遊んで生きる暮らしは、僕が発明したものでもなんでもないのだ。誰にでも、できる選択だ。もし自分にはできないと言うなら、「できない」理由をつけて遊びを捨てただけではないのだろうか。なんてもったいないのだ、と思う。

もっともらしい理由を持ち出して、自分ができないことの言い訳にして、行動に制限をかけている人は、人生を無駄にしている。

人生は有限だ。無限に生きられる人は、ひとりもいない。

だから僕は、無駄なことはしない。できない理由や過去にやったことへの後悔、未来への不安にとらわれて、貴重な人生を浪費するほど無駄なことはない。

明日から、いや、たったいまから自分が夢中になれる遊びに没頭し、この瞬間を生きる姿勢を身につけていこう。

行動さえ起こせば、人生は大きく動き出す

最も大事なのは、遊びたいという欲を持つことではない。手や足を好きに動かして、遊び出すこと。つまり、行動だ。

ひとたび行動を起こしたら、人生は必ずや大きく動き始める。遊びに飛びこみ、遊びにハマることで、思いがけない成功につながっていく。

損得や後先をまったく無視した「没頭」によって、自分だけの感覚や視点が育ち、それが他人と差別化できる強みを生み出すのだ。

ビジネスで大きく成功した者たちは、みんな遊びにハマるエキスパートだ。

あれこれ考えないで、好きな遊びに夢中になっている。そうした者にこそ、ビジネスチャンスや、人やお金が、自然に集まってくるのだ。

テクノロジーの進化で、社会からつらい労働が減っていき、食糧は余りまくっている。また格差拡大の問題に対処すべく、世界中でベーシックインカムなど、「働かなくても生きられる」システムの実装が進んでいる。

僕たち人類は、遊ぶのが仕事! という時代へ、確実に進んでいるのだ。

人生で好きなことだけを追求して、遊ぶだけで生きていける。それが常識へと移行していくいま、嫌いな仕事を我慢して続ける理由は、何だろうか?

周りの意見なんか捨て去り、レールから外れて、遊びにハマっていこう。