SNSから読み取れる性格

一方、著名な相手の場合、その人を知る視聴者は多いので、なるべくたくさん調べます。そうすれば、視聴者も知っている基本的なことを質問しなくて済むからです。

たとえば『ホリエモンチャンネル』のゲストが西野亮廣さんだったとき、ほとんどの視聴者は西野さんのことを知っています。だから、西野さんのプロフィールなどに時間を割かず、「普段はどうやって仕事を処理しているんですか?」などと視聴者の知りたそうなことを聞いていきます。そのほうが視聴者は楽しんでくれるんですよね。

ちなみに、話し相手について調べるとき、Wikipediaなどの情報まとめサイトよりも、その人のSNS(TwitterやInstagram、Facebookなど)を確認します。

というのも、SNSは本人が文章を書いていることがほとんどなので、「人となり」を知れるから。それがわかれば、「本番でどう対応すればいいのか?」をイメージしやすくなります。

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たとえば、SNSを頻繁に更新していなくて、投稿内容が仕事の情報だけだったら、

「自分のことを話すのは苦手な人で、プライベートな話は聞き出すのが難しいかもしれない」と想像できます。

ほかにも、SNSのコメント返しをよくする人だったら、「自分の気持ちを言葉にするのが好きそうだから、たくさん話してくれそうだな」と想像できます。

「あえて何もしない」が一番NG

ただし、視聴者の気持ちになったからといって、「何も準備しない」のはNGです。ゲストがどんな相手であっても、基本的な情報だけは必ず調べていきます。

そうするようになったのは、5年前、『ホリエモンチャンネル』のゲストに来てくださったチームラボ代表の猪子寿之さんから、ある言葉を言われたことがきっかけでした。

当時、チームラボの事業について知らない視聴者もいました。だから、一般目線でいるために、という思いもあり、チームラボの映像を何も観ずに本番に臨んだんです。

そうしたら、猪子さんに「いまはネットの時代で、社名を調べるだけで映像も検索できるんだから、1分くらいの映像は観てきなさい」と言われてしまいました。

ごもっともですよね。深く反省したのを覚えています。

そのときの痛い経験もあって、事前に話し相手の最低限のプロフィールだけは調べるようになりました。