プレジデントオンラインが目指すもの

——今後、どういうメディアを目指していきますか。

サイトの規模をもっと大きくしたいと思います。プレジデントオンラインの自社PVは7373万/月、自社UUは1428万/月(2020年7~9月、日本ABC協会まとめ)です。短期的には安定して1億PV超の規模にすることがミッションです。編集部は私を含めて12人。社員編集者は5人、業務委託が7人です。出版社を中心に、テレビ、新聞、通信社など、さまざまなメディアで経験を積んだ人間が集まっていますが、さらに増やさなくてはいけません。

——どんな人に来てほしいですか?

一言でいうと「頭のやわらかい人」ですね。編集者は思考が柔軟でないと務まりません。記者であれば一方向にどんどん取材するでしょう。しかし編集者は多方向からいろいろな球を準備しないといけません。

撮影=宇佐美雅浩
プレジデントオンライン編集長 星野貴彦(ほしの・たかひこ)/1981年生まれ。2004年慶應義塾大学文学部卒業、日本放送協会(NHK)入社。記者として甲府放送局に勤務。06年プレジデント社へ。プレジデント編集部を経て、17年プレジデントオンライン副編集長。18年7月より現職。

ここ1年間はコロナに関するニュースばかりですが、世の中の動きは一方通行に流れがちで、人の思考をだんだんと奪っていきます。そこに一石を投じたいという思いを常日頃から持っていますし、それこそが編集者に求められている素質だと思います。

こういうと「それは逆張りですか」とよく聞かれるのですが、私はそうは思いません。例えば「東京五輪はやるべきだ」と「東京五輪は中止すべきだ」は、どちらにも理があります。物事には必ず両面があるのです。異を唱えることは決して逆張りではなく、新たな流れをつくり、凝り固まった価値観を解きほぐすことにつながります。そうした仕事におもしろみを感じる方に、ぜひ来てほしいですね。

▼業務拡大のためプレジデントオンラインの編集職(正社員)を募集します。未経験者可、経験者歓迎。。中途採用ページ:編集職[PRESIDENT Online]

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(聞き手・構成=プレジデントオンライン編集部・内藤慧)
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