ホテルニューオータニの元料理長が開発を支えた

アパホテルのオリジナルカレー開発を支えてくれたのは、アパホテル統括料理長の岩崎勇。ホテルニューオータニの料理長をしていた名シェフがアパホテルに転職してきていたこともアパ社長カレーにとって幸運でした。シンガポールのニューオータニ時代には料理の国際大会で、冷製部門の世界チャンピオンになったこともある実力派です。

「スパイシーななかにもコクとまろやかさを」
「ホテルカレーの高級感をもっと!」
「後味を引き立たせる工夫は……」

具材の旨みを溶け込ませるスープやソースづくりの専門家である岩崎シェフが、私のイメージをカレーに溶け込ませていきます。試行錯誤のすえ、隠し味にとんかつソースを加えることでスパイシーながらも果実と野菜の旨みと香り、高級感が後味に残る、最高のアパオリジナルカレーが完成したのです。

写真=iStock.com/kazoka30
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「シェフの労務時間を減らすこと」も目的

実は、カレー開発を決めたのには、「全国どのホテルでも味わえる安定したおいしさ」を求める以外にもう一つ目的がありました。

それは「シェフの労務時間を減らすこと」

カレーはおいしくつくろうと思えば思うほど手間も時間もかかります。シェフが変わっても味がブレないためにはレシピだけでなく技術を伝えることも必要になります。さらに、ホテルレストランでは、大人数の料理を決まった時間に提供しなければなりません。人気メニューともなれば、その負担は甚大です。

ですから、安定したおいしさを確実に提供するなら外部の工場で業務用につくろう、と開発の段階で決めていました。

お客様を喜ばせるには、まず従業員が無理なく働ける環境があってこそ。アパ社長カレーは、「お客様だけでなく、社員も幸せにしたい!」という情熱のスパイスも隠し味になっております。