後をつけられるかも…「歩きスマホ」の危険

スマホは持たせていませんが、歩きスマホはダメ、ということは今から徹底して教えています。歩きスマホは、加害者にも被害者にもなりやすいからです。

歩きスマホは、視野がスマホに集中しているため、人にぶつかりやすく、非常に危険です。横断歩道でも歩きスマホをしている人をたくさん見かけますが、そこでぶつかってお年寄りを骨折させたりしたら大変なことになります。その人自身が段差に気づかずに転倒する危険性もあります。

歩きスマホをしている人は、ひったくりや性被害に遭いやすいです。背後から来る不審者の雰囲気や物音に気づきにくいからです。特に夜間に歩きスマホをしていると、暗闇の中でスマホの画面がずっと光っているので、遠くからでも分かります。スマホが誘導灯の役割を果たし、犯罪者に自宅を教える結果にもなります。歩きスマホの人を見かける度に、娘にはそのような話をしており、娘も「あの人、歩きスマホだ。ダメだよね」と言うようになりました。

写真=iStock.com/ipopba
※写真はイメージです

今後、スマホを買ったら絶対に禁止したいこと

今後、SNSについてのさまざまな危険性と直面することになるでしょう。安易な気持ちで利用すると、どういうことが起こりうるのか、その都度話をしていくしかないと思います。

特に、絶対に禁止したいのは裸や下着姿などで撮影した自画撮りです。いったん送ってしまったら、それがどういう結末を迎えるか。年頃になって彼氏ができて、その人を信用して送ったとしても、その彼が携帯を紛失したり、間違って他の人に送ってしまったりする可能性もあるのです。そもそも、そんな写真を要求する人ってどうなのか? ということも、中学生になった頃から話してみようと思っています。

犯罪被害という面だけからいえば、子どもにSNSは使わせないのが一番だと思います。でも、最近は部活の連絡もLINEで届いたりするので、そうもいかない部分があることも否定できません。今後、成長するにつれて、子どもが納得したうえでルールを決めるようにしたいと思っています。親が一方的に決めても子どもは反発するだけなので、それぞれどのような危険性があるのか親子で勉強し、一緒に考えていきたいと思います。