勉強に集中する方法その4「『勉強しなさい』はNG!」

Q:あなたの親は何をしてくれましたか?
「勉強しなさい」と言われたことがない 83.4%
学校や友達の話などをよく聞いてくれた 46.8%
親は叱るより褒めるタイプだ 28.9%

安心して勉強できる、集中できるかどうかは、親子の関係が安定していることが大事。

アンケートでは、「話をよく聞いてくれた」「叱るより褒めるタイプだ」など、子供を伸ばす理想的な親が多いが、驚きなのは、8割以上が「『勉強しなさい』と言われたことがない」と答えている点。「勉強に口を出さずに放っておいてくれた。人に言われるとやる気がなくなるので良かった」など、自由にさせてくれたことに感謝する回答が多かった。

【亮子ママの解説・分析】

「これが東大生の親のすごいところなんです。『勉強しなさい』とは言いませんが、実際は『8時になったら漢字を30個書こうか』みたいな言い方で子供を誘導しているんです。決して放任ではないし、勉強しなくていいよ、というわけではありません。声かけが上手で、うまくコントロールしているんですね。小学生時代にすべきいちばん大事なことは、親子の信頼関係をしっかりつくること。実際、アンケートには体調管理や食事、塾への送り迎えなど、親に対する感謝のコメントがたくさん見られますが、こういう関係をつくることが大事です。親子で遊ぶ時間もつくりましょう」

勉強に集中する方法その5「やる気は待っても出てきません!」

Q:どんな気分転換をしていましたか?
定期的に体を動かすなど運動をしていた 44.7%
飲み物やおやつをとった 44.3%
家族と話をしていた 40.4%

集中するためには、上手に気分転換することも大事だ。「勉強する気にならないとき、どうしていましたか?」という問いに対し、「寝た」という回答が多かった。また、「諦めてやる気が出るまで待つ」「危機感が芽生えるまで待った」という“流れに任せる派”と、「無理やりでもやっていると、やる気があとからついてくる」という“とりあえず机に向かう派”が伯仲。なかには「自分は何のために勉強しているのか、どういう人間になりたいのかなど、将来のことを考えた」というさすが東大生といった回答も。ゲームや漫画など好きなことで気分転換する場合も、「時間を決めてしっかり遊ぶことでメリハリをつけた」など、何のための息抜きかを知っているところがさすがである。

写真=iStock.com/kool99
※写真はイメージです
【亮子ママの解説・分析】

「体をつくる小学生時代には睡眠は特に大事です。眠いときは寝かせてやりましょう。ただし、『やる気が出るまで待つ』をまねするのはNG。普通、小学生のやる気は待っていても出てきません。遊びと勉強のメリハリのつけ方がポイントです。わが家では、『遊ぶときは思いっきり』を合言葉にしていました」

アンケートについて:2020年6月に、東大家庭教師友の会を運営する「トモノカイ」、地方からの東大受験生を応援するサークル「FairWind」の協力を得て、現役の東京大学の学生、大学院生にWEBアンケートを実施。有効回答数は235。

(文=田中義厚 撮影=市来朋久(佐藤さん)写真=iStock.com)
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