みんなの前で「恥をかかせる」のはNG
■「ね」根に持たない
きちんと自分の意見を伝えて、相手を納得させたら、あとはスッパリ忘れましょう。根に持たないようにするのです。そうしなければ、その後、NOを言った相手があなたに接する態度に対して、「あのときNOと言ったから、少し冷たいな」などと邪推をしてしまうことにもつながります。
色眼鏡をかけて相手を見ていれば、人間関係がぎこちなくなり、結果的にあなたが損することにもなるのです。
冷静に厳しいことを言ったあとほど、相手を認め、フォローする言葉を意識的にかけるようにすることで、言った相手だけでなく、自分自身の気持ちも軽くなって、根に持ちにくくなります。
■「こ」個別に伝える
グループLINEやSlackなどのチャットツールで一斉に問いかけられた案件などは別にして、相手にとって好ましくない意見は、みんなの前ではなく、個別に伝えるのが基本です。なので、必ず別室に行く、メールでフォローするなどの配慮をして、ほかの人の目が届かない場所で伝えましょう。
仕事の軽重にかかわらず、否定的な意見を言われるのは、当人は多かれ少なかれダメージを受けるものです。ほかの人の見ている場所でオープンにそれを伝えれば、相手に恥をかかせることにもなります。「何もほかの人の目がある場所で言わなくてもいいじゃないか」と、伝えられた案件への意見とは別の要素で怒りに火を注ぐ結果になるかもしれません。必ず一対一になって、他人の目を気にしなくていい状況を作って、冷静に伝えるようにしましょう。