パトロンである秀吉に頭を下げつつも、「美の深淵は私のほうが知っている」という自負は強かった。
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『利休にたずねよ』(PHP研究所)
- 著者 山本 兼一
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作家1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務、フリーランスのライターを経て作家になる。99年『弾正の鷹』で小説NON短編時代小説賞を受賞。2004年『火天の城』で松本清張賞を受賞。『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。その他の著作に、『雷神の筒』『いっしん虎徹』などがある。<この著者の他の記事> 千利休:日本史の中の「美の巨人」