「コツコツ」を生かすと女の子は伸びる

安浪京子『中学受験 女の子を伸ばす親の習慣』(青春出版社)

くり返しになりますが、算数であれ理科であれ、男女で能力の差はありません。むしろ、コツコツと取り組むことができる女の子の方が、安定的に点が取れるとも言えます。

ただし、暗記の取り組み方にも注意が必要です。ノートをキレイに書きたがる子は、テキストを見て、それを写して、カラーペンでかわいく仕上げることに情熱をささげてしまいがち。書いて覚えることを否定はしませんが、そこに「キレイさ」や「かわいらしさ」は必要ありません。書いて覚えるのであれば、なぜこの植物はこのグループに属するのかなどポイントを押さえながら、どう書けば自分が覚えやすいかと常に工夫をすることが大切です。

女の子を伸ばすポイントは、女の子の特性である「コツコツ」を生かすことと、教科に対する苦手意識を持たせないことです。

(構成=石渡真由美)
関連記事
プロ家庭教師が教える「男の子を伸ばす」方法
名門麻布が「受験指導」を一切しない贅沢な理由
東大生の幼児期"テレビは観ず、すぐ寝る"
モンスター親をふるい落とす名門校の質問
"頭のいい子を潰す"熱い親のヤバい声かけ