戦国、幕末の偉人、西洋の哲人の生き様から孤独の力を探ってみる。孤独=寂しいものではない。見失いがちな本当の自分を発見するチャンスなのだ。

もし彼らが孤独を嫌えば、歴史が変わった

「歴史上の英傑たちは皆、孤独を抱えていました。孤独であることの最大の利点は、自分と向き合い、冷静に考えることができるということです」と歴史家の加来耕三さんは言う。

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戦国や幕末など、命のやりとりをする時代であれば、死を意識し、自分と向き合わざるをえない。しかし、平和な時代に孤独と向き合うのは難しいのではないだろうか? それは違う、と加来さんは否定する。

「平時に自分と向き合っていない人が、非常時に役立つはずがない。常に自分と向き合ってきたかどうかが、有事に問われるわけです。孤独を噛みしめ、自分の人生をいかに歩むかを考えたことのある人間だけが、いざ鎌倉のときに輝く」(加来さん、以下同)