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せっかく出会った人と、疎遠にならないために

人との縁が生まれても、知り合ってからその後の交流がなければ、すぐに疎遠になる。それを防ぐには、定期的に相手にリマインドする機会を提供することだ。たとえば、

・SNSは、最低でも月に1回は有益なニュースを発信する
・縁のできた人がSNSでニュースを流したら、コメント欄に感想などを書き込む
・相手が書籍を出している人なら、その書籍を自分のブログで紹介したり、オンライン書店にレビューを書き込んだりする(書評の書き方は、自分が書籍を購入したときに参考になった、他人の推薦コメントを参考にすればいい)
・メールで近況を知らせる
・出張先からハガキを送る
・旅先から地元の産品を届ける

負担にならない範囲で、このような対応を続ければ、相手からも連絡が来るようになり、やがて、気兼ねなくやり取りできるようになる。

多くの人たちはフェイスブックなどをしていても、他人の投稿を見ているだけで、情報発信することがほとんどないようだ。アップするコンテンツが思い浮かばないのは、シェアしたくなるニュースに触れていないからだ。

情報を定期的に発信している人は、絶えず情報を探しており、定期的に発信するから文章力や語彙力が身についていく。「いいね」を押しているだけでは、情報収集力や発信力は強くならない。このニュースは、あの人にきっと有益なはずだし、ほかの経営者にも喜ばれるだろう――。こう考えながら、情報を探して、発信してみよう。

自分より若い世代の人と、うまく付き合うには

すでに名を成した年長の人と知り合いになろうとすると、相手にはすでに相当数の知人友人がいて、その中に埋没してしまう可能性が高い。こうした人たちには、前述したリマインドを行いながら、他方で、自分よりも世代の若い才能のある人たちと出会う機会を増やすようにしたい。

相手が自分とはジャンルの異なる仕事をしていたり、異なる専門性を持っていたりする人なら、お互いに有益な情報を交換できる。自分が文科系なら、AIやIT、ロボット、ネットなどにくわしい理系の人と知り合えば、年下の先生になってもらえる。年長者が年下の人に教えを請うと、なぜか相手は好感を持ってくれることが多い。

筆者は、ある交流会の席で、まだ会話も交わしていない人から突然名刺を渡され、こちらの名刺を要求されたことがある。名刺を見ると、その人は歯科医師で、地元の団体の役員も担っていた。名刺交換は強要されるものではなく、話が弾み、今後懇意になりたい場合に交わすものだ。権威主義の人は、名刺交換の場面でも、それが態度に出てしまう。上から目線で名刺を渡したら、懇意になれるわけがない。政治家や著名な経済人のパーティで、よくあるケースだ。

人との縁は、目先の利害や損得だけは成立しない。世代の若い経営者との出会いならなおさらだろう。人に愛され、大事にされる人は、名を成しても、人に謙虚に接するものだ。

(写真=iStock.com)
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