夜も眠れないような困難に直面したとき、「名トップ」と呼ばれる人たちは、なにを考え、どう動いてきたのか。「プレジデント」(2017年3月20日号)では、エステー、大和ハウス工業、ポルシェジャパンのトップに、場面別の対処法を聞いた。第3回は「仕事の約束が果たせない」について――。
QUESTION
仕事の約束が果たせない
ポルシェジャパン・七五三木敏幸 社長の答え
心の中では自己中になって責任転嫁。究極のポジティブシンキングで

「今月だけがダメだった」と思っていた

仕事の約束が果たせないことなんてしょっちゅうありましたよ。営業本部長をやっていましたから目標の販売台数に到達しない現実が毎月押し寄せてくる。

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「今月のターゲットは600台。おまえは今何台だ?」「584台です」「残り16台、どうするんだ」って。それで翌月の1日になってみれば結果2台足りない。そんなことがほぼ毎月繰り返されるわけです。