息子と父とで、男どうし女の話をする
恋人のできた老親とどう接すればいいのだろうか。
まず、先手を打つつもりで「あんな女はやめろ」と追い詰めるのはやめたほうがいい、と言う高野氏が身内の例を振り返る。
「子どもだって親から『あんな子とは付き合うな』と言われたらムキになるし、逆も同じ。私の叔父も家族に大反対されながら一緒になった女性がいたけど、最終的にはお互い傷つけあって滅茶苦茶になった。後でなぜ一緒になったのかを聞いたら、『反対されると、好きかどうかより一緒になることが目標になった』というのです」
純粋に心配ゆえの忠告であっても、老親の面子やプライドに障ると拗れてしまう。
まずは刺激せず、しばらくは様子を見ることだ。反対の雰囲気を露骨に出すと、老親は敵愾心をむき出しにする。「娘は父親の再婚の話になると『不潔だ』などと感情的になりがち」(高野氏)だが、息子なら「いや、親父の気持ちもわかるよ」などと、男どうしで女の話をするのもアリだろう。
お盆で帰省した際に、みんなで食卓を囲みながら半分冗談で再婚や遺産の話を始めるのも1つの手だ。重く話すと父親も構えるので、タイミングやその場の様子を見て軽く切り出すのがコツだ。
「恋愛は自由ですからお父様の自由にさせたほうがいい。遺産でもめるかもしれないから再婚に反対するのではなく、再婚したときの遺産をどうするかは、先に決めておけばいいのです。100%安心ではないですが、遺言書を作ると安心感が生まれ、当事者間で守らなきゃという意識も芽生える。遺言書は何回も作り直せるので、年に一回改めて作り直すなどルール化してもいいと思います」(河野氏)
・男60~70代、女50代が一般的。美人はまれ
・女性が語るストーリーに注意
・宗教関連の買い物や特殊な会合への出席をチェック
・相談は、まず軽いイントロから
・感情的な「交際やめろ」は逆効果
・入籍なら、女性の行動調査by探偵を