働き盛りの世代が逃げられないのが「実家をどうするか」という問題。面倒だと放置してしまうのは危険だ。早めに手を打つにはどうすればいいか。今回、5つのテーマに応じて、各界のプロにアドバイスをもとめた。第1回は「認知機能低下で家庭崩壊」について――。(第1回、全5回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年9月3日号)の掲載記事を再編集したものです。

5人に1人が認知症になる時代

厚生労働省によると、全国における65歳以上の認知症患者数は2012年時点で462万人。2025年にはおよそ700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されている。