コインランドリーを使っているのは誰か
問2)コインランドリー問題の解答
ここ数年、商店街やロードサイドで新しくできたコインランドリーをよく見かけるようになりました。どうやらそれは私の印象レベルの話ではないようです。コインランドリー数は少なくとも96年からずっと右肩上がりで、15年末時点で18000店と推計され、96年から比べると20年間で1.8倍に増えています。
私が不思議に思うのは、領収書発行機能がないことです。少なくとも私がチェックした20店舗にはありませんでした。コインランドリーの客は個人的な洗濯を目的としている人だけではないはずです。例えば最近参入者が増えている民泊を営んでいる人の中には、コインランドリーを使う人も多いでしょう。シーツなどの大物は自宅では洗えないこともありますし、宿泊予約が詰まっていたら大型乾燥機でスピーディーに済ませたいと思うはずです。しかしここで領収書が出ないと、事業の経費として適切に税務申告しにくくなります。
また、いま建設現場が人手不足で困っていますが、福利厚生の一環として作業服の洗濯サービスを考える社長も出てくるかもしれません。
コインランドリー代は経費で落とせる
コインランドリーで領収書が出るならスタッフの誰かに頼んでまとめ洗いしても経費で落とせます。スタッフの中にはもっとお金を稼ぎたい人もいるでしょうから、希望するスタッフの業務にしてあげてもいいかもしれません。これは建設現場だけでなく、ユニフォームを必要とする仕事全般に適用できる福利厚生サービスになり得ます。他にも仕事でコインランドリーを使う必要のある人が少なからず存在するはずです。
領収書が発行されるなら職場に置いてある洗濯乾燥機は使わず、コインランドリーをメインに使うようになるかもしれません。これにより、新しいお客が増えるはずです。現在は感熱紙を使って紙を印刷する高価な機器を入れなくても、メールで領収書を送るシステムが安価に提供されていますので、それほど導入コストで悩むこともありません。
よって正解は、B)領収書発行機能を付ける、です。