野球用具の販売に新規参入するとして、あなたはボール、グローブ、バットのうち、どれで事業を始めるでしょうか。ビジネスコンサルタントの山崎将志氏は著書『「儲かる仕組み」の思考法』(日本実業出版社)で身近なビジネスモデルを題材に「儲けを生み出す思考法」をレッスンしています。今回、プレジデントオンライン向けに3つの問題を作ってもらいました。あなたは正解できるでしょうか――。

利益の出るビジネスモデルを作る人材になる方法

ビジネスパーソンにとって、「儲かる仕組み(ビジネスモデル)」を作り上げる能力は大変重要なスキルです。

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どのような事業環境であっても、利益の出るビジネスモデルを作ることのできる人材はどの企業にも絶対に欠かせません。業績がよければ、事業をより安定させ、拡大させるための仕組みが必要になりますし、会社が危機的な状況に陥ったとしても、次の新しい事業を構築するためのアイデアが必要です。

会社は儲かる仕組みを作り上げる能力を持つ人材を、絶対に手放したがりません。それに、儲かる仕組みを作ることができるならば、勤務先の会社が無くなってしまったとしても、自分で事業を起こすこともできます。

しかし、経験のない方には儲かる仕組みを作ると言っても何からどう考えたらよいのか、皆目見当がつかないことでしょう。そこで、あなたが現時点でどの程度の知識レベルがあるのか、簡単にチェックできる問題を用意しました。

ちょっと試してみてください。

グローブ、バット、ボールどれを売る?

問1)
あなたが軟式野球用品市場に参入するとします。
どの商品がビジネスとして最も魅力的と感じますか。

A)グローブ
B)バット
C)ボール
問2)
あなたはコインランドリーの施設を運営しています。次の施策のうち、どれが一番顧客数の増加に貢献すると思いますか。

A)洗剤を無料にする
B)領収書発行機能を付ける
C)ピークタイムに呼び込みをする
問3)
新しい広告のキャッチコピーが3案あがってきました。いずれも素晴らしい出来で、甲乙つけがたいとあなたは考えています。それでも最終的一つに絞らなければなりません、あなたは以下の3つのうちどの手段を取りますか?

A)高名なコピーライターにアドバイスをもらう
B)自分の感性を信じる
C)小さな市場で3案それぞれを試し、最も費用対効果の高かった案を採用する