DNA鑑定は「無実」を証明してくれない

人の記憶は非常にあいまいです。時間が経つにつれ、被害者の女性の証言が変わってしまう可能性もあります。女性の記憶が最も新しいうちに、「どういう状況だったのか」を録音しておくことが、後々、嫌疑を晴らす際にとても役に立つそうです。

とはいえ、一度痴漢だと疑われたら無実を証明するのはかなり難しいこと。DNA鑑定や微物検査で何も証拠が出なかったとしても、それは「やっていないこと」の証明にはならないそうで、証拠不十分で不起訴になるのがせいぜいだとか。不起訴になるまでの精神的苦痛、弁護士費用、会社や仕事への影響、家族の心配……。痴漢に間違われた人の負担は計り知れません。

痴漢えん罪を免れるために一番いいのは、「痴漢だと疑われないこと」だと坂根先生は言います。そのために「腕を組んでおく」「両手でつり革につかまる」などさまざまな方法が巷で言われていますが、それだとひじが女性の胸に当たって痴漢と間違われることもあり、完璧とはいえません。そこで、坂根先生自身も実践している“とっておきの方法”があります。それは……。ぜひ誌面をご覧ください。

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