2017年4月、国内二大証券会社のトップが交代した。両社長とも営業経験が長く、営業部門のトップを務めてきた。2人に自身のキャリアでのターニングポイントといま描く今後の戦略を聞いた。前編は野村証券の森田敏夫新社長。
―― 仕事の原点は。
入社後に配属された広島支店で、あるお客さまを開拓した。しかし、プラザ合意でマーケットが大きく変動したため大損をさせてしまい、「二度と取引しない」とお叱りを受けた。そのとき、変動商品を扱う怖さを知った。お客さまに報いたいと思い、何度も足を運んだ。最初は門前払いだったが、やがて話を聞いてもらえるようになり、案内を重ねるうちに、再び取引をしてもらえるようになった。その後、時間はかかったが損失分を取り戻してもらうことができ、お客さまにも喜ばれた。この経験以来、徹底して勉強し、自分が心底いいと思えたものしか案内しないようになった。しかし、マーケットは思い通りにいかないこともある。失敗したときには、お客さまのところへ必ず足を運び、挽回する提案に努めることで信頼関係を築いてきた。
―― 今後のキーとなる戦略は。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント

