コツコツ働いて、しっかりためる――。これは日本人の美徳の一つだ。

住宅購入予定などライフステージに応じて賢く選択しよう<br><strong>小宮コンサルタンツ 小宮一慶</strong>●経営コンサルタントとして活躍。著書に『お金を知る技術 殖やす技術』など。
住宅購入予定などライフステージに応じて賢く選択しよう
小宮コンサルタンツ 小宮一慶●経営コンサルタントとして活躍。著書に『お金を知る技術 殖やす技術』など。

日本人は農耕民族型といわれ、常日頃から真面目に働き、天候不順など将来のリスクに備えて余った財貨はしっかり蓄えてきた。そんな気質は現代の日本人にも引き継がれ、個人金融資産の5割強を預貯金が占めているのもその気質が影響している。

ところが、このことを捉えて「日本人は金融リテラシー(知識・活用する能力)が乏しい」とことさら強調し、「貯蓄から投資へ」と声高に叫ぶ風潮も一部に見受けられる。しかし、それに惑わされてはいけない。同じ手持ちのお金でも「守るお金」と「攻めるお金」に分かれる。その選別基準は、いま自分が置かれているライフステージや、個々人の価値観なのである。