円満のコツは、夫婦の職場への通勤時間にあり!?
以上の結果、長時間通勤は夫婦の人間関係にあまりいい影響を与えない傾向があることが見てとれる。もちろん通勤時間が夫婦ともに短ければ必ず関係が円満とは限らないし、そもそも性格不一致がトラブルの元凶ということも多い。
とはいえ、電車に乗っていることで奪われる時間は、特に子育て世代にとってはダメージが大きいのは確かなようだ。ただでさえ、長時間労働で消耗している上に、長時間通勤。いくら働き盛りといえども、限界はある。
少なくとも負担をかけている側がフォローしていれば軋轢や破たんは防ぐことが可能で、ギリギリ平和を保つことができるが、負担を片方に押し付けたままにしている夫婦は……。
賃貸・持ち家に関係なく、住まいの「場所」選びは、夫婦の勤務先へのアクセス時間もしっかり考慮に入れることが、夫婦円満のコツともなるのかもしれない。
※参照元
・『幸福の計算式』(ニック・ポータヴィー著)
・アットホーム「『通勤』の実態調査2014」
1都3県在住で、5年以内に住宅を購入し、都内に勤務する子持ちのサラリーマン583名を対象。
http://www.athome.co.jp/contents/at-research/vol33/
・スウェーデン人による通勤時間と夫婦関係の調査
http://woman.mynavi.jp/article/130826-019/
スウェーデンの研究者Erika Sandow氏が、スウェーデン人約100万人を対象に、1995年から2005年にかけて10年間調査。