すべての悩みは、
対人関係の課題である。
――A・アドラー●オーストリア・心理学者

アドラーによれば、人の言動や感情には、常に「他者」がいて「目的」があるという。「最近忙しい」といった個人的な愚痴も、職場の目を気にし、より働いていると主張する目的がある。これが悩みの種となる。

幸福とは、報酬など
まったく欲していなかった者のところに
突然やってくる報酬である。

精神上のあらゆる不幸に対して、
また初期の病気に対しても、
柔軟運動と体操とが必要である。
そして、たいていはこの療法だけで
間に合うと思う。
――アラン●仏・哲学者

哲学教師のかたわら、新聞に寄せた多くのエッセイを寄稿したアラン著『幸福論』。前者は断章87の一節。後者は同16より。本書中のいたるところで、体を動かすことの心への効用に触れている。

関連記事
「気持ちを奮い立たせる」哲学者の言葉
心が疲れたときに効くアドラー心理学
小宮一慶式“教養・哲学”最速学習法「自分の軸になる古典を読む」
「成功哲学」ロングセラー50冊が口をそろえる、「些細なことだけど大切なこと」
恋するふたりの心を解明「古典・小説の名ゼリフ集」【恋愛編】