ご褒美は「シウマイ弁当で」
堀江は、パナソニックのみならず、日本ラグビーの行く末を見つめている。リーダーとしての自覚と責任感が強い。だからだろう、堀江は2月に開幕するスーパーラグビーには、海外チームからのオファーを断り、初参戦の日本チーム『サンウルブズ』のメンバーになることを選択した。
「だって、“選手が集まらないと、サンウルブズないよ”って言われたのが、やっぱり、きっかけですね。僕も幼稚園の時、Jリーグができて、プロリーグができてというところで、ヴェルディに入りたいナという思いは持っていたので。そういう思いを、(サンウルブズを見て)ちっちゃい子たちに持ってほしいですね」
キャプテンの強さとはつまり、人間力である。奢らず、うぬぼれず。いつも自然体で、己のスタイルを変えない。そういえば、リーグMVPのご褒美で何かほしいものは?と聞かれたら、堀江は笑ってジョークを飛ばした。
「(好物の)崎陽軒のシウマイ弁当ぐらいで」