何となく、過去のフォーマットをコピペして作っていないか? 数字やデータを並べただけで満足していないか? 必要なのは次のアクションを生む文書だけ──これが一流企業の常識だ。
パートナー(役員)として、ボストン コンサルティング グループの各プロジェクトチームが作成した企画提案書をチェックする立場にある平井陽一朗氏。多いときは週300枚をチェックするが、どのような視点でダメ出しをするのか。

「企画の提案で大事なのは、意思、知恵、情熱の3つ。資料はそれらを伝えるための手段です。だから、資料はうまいとか下手は気にしなくてもいいと思いますよ。ただし逆に言えば、見栄えが良くても、この3つが欠けている提案書は話にならないということです」
「意思」でいうと、あれもこれもと提案が総花的で、結局、何をやりたいのかが絞り切れていないものはアウト。そして、たとえ意思が明確でも、提案の根拠が曖昧なものは「知恵」が足りないと判断される。また、プランに具体性がない提案書では「情熱」が伝わらず、読み手の心を動かせない。
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