リフレッシュは、京都に行くこと。食事の予定を入れたり、本を読んだり、リゾートでやるようなことをするんです。今は2、3カ月にいっぺんくらいの頻度で行っています。滞在は短期だと2泊3日、長期だと1週間くらい。そういうときこそ考えられることがあるので、仕事の道具は1式、一応送る。けど、たいてい仕事はしません。でも、実はそのときに生まれているアイデアってものすごく多いんです。
いい状態で仕事をするためには、健康も大事。僕は、気になっていることをそのままにしないようにしています。この前は産業医の先生に「本当に物忘れがひどくて」って相談したら、脳ドックをすすめてくださったので、すぐに受けてきたんですよ。何にも異常はなく、健康だってわかりました(笑)。体調が悪いのは、体のせいじゃなく、自分のせい。体を言い訳にしないことです。
僕は毎日寝る前に腕立て伏せ50回、腹筋20~30回、それとスクワットをやっています。「しまった」っていう写真を見てから一念発起したんです。朝晩には体重計にも乗っています。50g単位で量れるものを使っているから、効果が目に見えるし、ゲーム感覚で楽しくなる。長続きするコツかもしれません。
1948年、群馬県生まれ。東京糸井重里事務所社長。コピーライター、作詞家、ゲームプロデューサーなど多彩に活躍。98年、WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。「ほぼ日手帳」などのオリジナル商品も展開。