怒りっぽい性格は、親のせいか?
≪ビリーフに影響するもの≫
1. 両親
子どもにとって親に認められない、好かれないことは死活問題です。特に幼少期にあって自分で衣食住をコントロールできない状況にあってはなおさらです。親を怒らせない、好かれるためにどのように行動するべきか、何をしてはいけないのかを無意識に模索し解釈します。
これが根源的なビリーフになっていきます。
例えば、親から「あなたは人一倍努力しないとダメなのよ」と言われると、自動的に「自分は人より劣っている」というビリーフを作ってしまう人は少なくありません。
2. 学校や友人の環境
幼稚園や小学校ではじめて集団生活を体験します。状況によっては、控えめにしないといじめられる、本当の自分を出すと叩かれる、などのビリーフをつくることがあります。
3. 時代背景
世代間ギャップはなぜできるのか? それは、ビリーフが強く影響しています。バブル世代は、「世の中何とかなる!」と楽観的でも、今の新入社員世代は「世の中は危険だ、リスクを取ることには慎重であるべきだ」と思っているかもしれません。
人によりますが、景気の動向やテレビやネットから流れるニュースを見て、世の中に対するビリーフをつくることもあります。今の新入社員世代が慎重と言われるのは、幼少期から不景気を体験して、厳しい世の中を見てきた影響もあるでしょう。
さて、今回は私たちの性格や行動の根源にあるビリーフをテーマに解説をしてきました。では、どうすれば、無意識の中にプログラミングされていているビリーフを明確にできるのか。そして、その固定概念や思い込みをどうすれば変えられるのか。次回以降、ご紹介していきます。