「いい提案が上がってこない」と嘆くよりも、自分で考えよう。自らがアイデアを出し、会社を引っ張っている社長たちをご紹介する。

初ヒット出るまでは「金をドブに捨てる」

大阪・東成区にある旭電機化成本社4階のショールームには、思わずニヤリとする商品がずらりと並ぶ。ブランド名は「スマイルキッズ」。いずれも普段の暮らしで、ちょっと困ったときに役立つアイデア商品ばかりだ。

1人で背中に湿布を貼れる「しっぷ貼り ひとりでペッタンコ」は10万個、配線なしで点灯する神仏用品の「安心ろうそく」は20万個売れたヒット商品。単三乾電池を単一サイズで使える「乾電池アダプター」は、シリーズ累計100万個は売れているとか。

プラスチック部品の加工を業務としていた同社が下請け脱却を目指し、自社商品の開発に乗り出したのは20年ほど前。現在、商品数は約500点に上り、その売り上げは同社の年商約23億円の半分近くを占める。