手帳は何でもメモする必要はない

手帳でスケジュール管理はできるけど、何をメモしたらいいのかわからない人は少なくありません。そのためスケジュールに関するメモだけでメモ欄のスカスカ感が拭えず、そのうち手帳をつけるのをやめてしまう人も結構います。ならばポケットサイズの月間タイプの手帳を使ってみるといいでしょう。薄型・軽量なため携帯しやすく、紙質がよくても1000円もしない低価格なものが多いため、試しやすいと思います。

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実際、私が使っている手帳も月間タイプです。あまりメモしないため1カ月のメモ量は、主にスケジュール欄、次ページのメモ欄の見開きでも十分なくらいです。このほか、月間タイプのメモ欄は、手帳の後ろのほうに10ページほどしかついていないものがほとんどなため、あまりメモしなくてもスカスカ感に悩まされることはありません(ここのメモ欄の活用法については、別の回で解説します)。

あまりメモしないからといって、気にする必要はありません。メモは量よりも質が大切で、いくらたくさんメモしても、情報として活かせなければ意味がないからです。何でもかんでもメモすると、かえって重要なメモがほかのメモに埋もれてしまう危険性があるくらいです。また、見たいメモを探すのに、時間がかかることもあります。これでは本末転倒になってしまいます。

そのため私の場合、仮予定などの一時的なメモは付せんに書いて手帳の該当箇所に貼り、必要がなくなったらはがして捨てているくらいです。このように書くと、気が楽になる人も多いかと思います。

では、どのようなことをメモすればいいのかというと、「忘備録」や「気づき」だけでも十分です。たったこれだけのメモでも、確実にうっかりすることが減らせ、仕事やプライベートで情報として活かせるようになります。詳しくは別の回で解説しますが、まずは気軽に「忘備録」や「気づき」のメモを簡潔につけてみてください。自分にさえわかればいいので、省略してメモしてもかまいません。たったこれだけのことを実行するだけでも、手帳をつけるコツがわかってくると思います。

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