【習慣3.徹底的に具体化する】
不安や恐怖に直面したときに、曖昧さを排除し具体化することで解決策を考えることができる。
◆対策A THINK ON PAPER
紙に書くことで、掴みどころのない思考はどんどん具体化していきます。問題を紙というまな板の上に置くことで初めて扱うことができるようになるのです。紙に書くことの重要性は、心理学者ジェームズ・ペネベーカーの実験からもわかります。この実験は、大学の学生に、心の傷となった体験について作文を書かせるというものです。数週間後調査すると、何も書かなかった学生より作文を書いた学生の方が心は楽になったというのです。
◆対策B 質問しながら因数分解する
徹底的に思考を具体化するには、質問の「質」が重要です。「この問題の根っこにある原因は何か?」「何が解消したら良くなるだろうか?」「それらの原因に重要度をつけるとどうなるか?」「さらに%で表すとどうなるか?」「解決策を10個挙げるとするとなんだろうか?」「最も手をつけやすい解決策はどれか? いつからやるか?」といったように、問題・原因・解決策・行動・ベビーステップを段階的に考えていくことがオススメです。
【習慣4.さまざまな視点から眺める】
自分の立場から離れ、多くの視点(過去・未来・相手・第三者)から考えることで常に冷静さを保つことができる。
◆対策A 第三者の立場から自分を眺める。
遠くから自分を見てみることで、客観的な視点を持ちやすくすることができます。
あなたの友人が同じ状況に置かれていたらどのようなアドバイスをするか考えてみる。
◆対策B 時間軸を変えて俯瞰する
焦点距離を、「今この瞬間」から離れて広角レンズで眺め、時間を俯瞰することで冷静さ、客観性を保つことができます。今の状況を10分後、10カ月後、10年後からとらえてみる、もし、隣に10年後のあなたがいたら、今のあなたに何と声をかけるか考えてみる。
以上、少しでもヒントになることがあればあなたの状況に適用してみてください。