バブル世代は駆け込み購入に注意

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図5 消費税アップで6割が「節約する」/図6 消費税増税にそなえて「住宅関連」を購入した

消費行動に明るい兆しが出始めたが、懸念されるのは14年春の消費税率アップである。

6割の人が消費税が上がったら節約すると答え(図5)、アップ前には家電製品、車、バイクの購入希望が強い(図6)。

「消費税アップで節約したいと思うのは妥当で、高額商品を駆け込み購入するのも正攻法です。ただし40代、50代の人たちが高級車などを買うのは感心しません。基本、固定的給与を減らされている年代なのに、バブルを経験しているせいで少し景気が上向くとたやすく財布の紐がゆるんでしまう。後で痛い目に遭います」(藤川氏)

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図7 NISA口座「開設した」のは2割

13年、話題になったNISA口座についても聞いた。開設したのは約2割、これからつくりたい人も3割ほどいる(図7)。

「私の実感としては開設2割の比率は高いですね。マスコミや証券会社が騒いだとはいえ、お金がない人はNISAに関心がないはずです。ある程度の貯蓄をしていて、かつ長期投資をきちんと考えている証拠でしょう」

ファイナンシャルプランナー 
藤川 太

家計の見直し相談センターの看板相談員。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。自動車会社を経て現職。同センター設立以来、1万5000世帯を超える相談を受ける。
(尾関裕士、的野弘路=撮影)
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