首を温めることとあわせてしてほしいのが、マスクの使用です。マスクは予防のためのものというイメージが強いですが、実は風邪をひいた後の使用も重要です。特に、加湿性が高いぬれマスクは、のどや鼻び腔くうの粘膜を保湿し、炎症などを早く治す効果が期待できます。

薬局ではさまざまな「ぬれマスク」を見かけますが、自分で作ることもできます。使い捨てマスクを2枚重ね、間にウエットティッシュや、ペーパーナプキンをぬらしたものを入れるだけです。

ここまでご紹介した方法は、やってみるとお子さんにとって非常に心地よいものだと気付くと思います。とくに、お母さんに首を触って温めてもらうといった、スキンシップを通じたコミュニケーションは癒やし効果絶大です。東洋医学では、体と心はつながっていると考えられています。気持ちが張って充実しているときは、風邪などひきません。つまり、風邪をひいたということは、長い受験勉強に疲れて、心もくたびれてしまっている証拠。休みたいというSOSを発しているのです。

とはいえ、試験直前にのんびりはしていられません。お母さんには風邪を治すだけでなく、お子さんの心を癒やし、元気づけるためにも、こうした方法を活用してほしいですね。

(森下和海=構成 コダシマ アコ=図版)
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