ライバル会社との激しい争い
政府内で三菱の海運業を保護・支援していたのは薩摩藩出身の大久保利通である。大久保が暗殺された後は、佐賀藩出身の大隈重信が弥太郎の後ろ盾となった。
ところが、いわゆる明治14年の政変で大隈が失脚すると、弥太郎に逆風が吹きはじめる。
大隈の政敵であった薩摩・長州藩出身の政府要人たちは、下野した大隈を戴く政党・改進党の動きを危険視した。そして、弥太郎が大隈や反政府活動の資金源となっているのではないかと疑い、反三菱のキャンペーンを張る。大隈を後ろ盾に三菱が急成長を遂げたことが仇となった。後には、改進党のライバル自由党が反大隈・反三菱キャンペーンの急先鋒となる。
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