「扇風機を使えない」初めてのショートステイ
2022年7月。澤田さんの母親は85歳になっていた。要介護度は2019年から変わらず3。猛暑日でもエアコンを使わないためWebカメラを通じて冷房を使うように繰り返し呼びかけても、一向に言うことを聞かない。
「これは危険だ」と思った介護スタッフのひとり(有能な人であり、澤田さんは「スーパーヘルパー」と呼ぶ)は、家電量販店で値切って扇風機を2台購入してきてくれた。このスーパーヘルパーは、家電の購入から設置、廃棄処分までしてくれた。
この時、「夏の間だけでもショートステイを利用しましょう!」と母親を説得してくれたが、母親は、「ワタシは家にいて大丈夫。一人でやっていける。どうしてよそに行かなきゃならないの?」と理解できない様子。これに対して、スーパーヘルパーは「それはね、扇風機をちゃんと使えないからだよ。こんなに暑いのに、扇風機を使えないと大変な事になるから、ショートステイしたほうが良いですよ」とやさしく対応してくれた。
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