風紀警察に突撃インタビュー
「お勤めごくろうさまです。日本から来たお客さんがあなたたちに興味をもっているんで、ちょっと質問してもいいですか?」
しれっと言う。やるなぁ。状況を察したわたしも必要以上にニコニコしながら素早く近寄り、女性警官にお辞儀をした。至近距離で見たら彼女はとても若かった――20代だろう。きちんとメイクをしていたが、もちろん華美ではない。全身を覆う黒いチャドルは厚めの生地で袖付き。袖口に黄色いワッペンがついていた。警察のエンブレムだろうか。
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