デイリー新潮の記事は男性支持の激増を無視
例えば、デイリー新潮は「世論調査で『自民に次ぐ2位』に浮上した『参政党』…『高齢女性は子供が産めない』発言でも『女性票』が離れない根本的な理由」という7月8日付記事で、男性の支持が激増していることは素通りして、「参政党を支持する有権者は女性が目立つ」と述べ、「マッチョで保守的な中高年男性が大半を占める」という見方とは、「逆の可能性がある」と主張している。反農薬やオーガニック農法、反ワクチンといった参政党の政策への関心が強い女性たちが相当数いるからだという。
確かにそうした支持者もいるだろうが、各種調査を見る限り、参政党の支持率を押し上げ、こんなに注目される存在にしたのは男性支持者の力だろう。高齢女性発言のあった直後の共同の調査では若年層男性の支持率トップが参政党だったと言ったが、既にこの時点で40~50代の中年層男性の間でも、参政党はトップの自民党より少し劣るが、同水準と言っていい支持を得ていた。つまり50代以下の男性たちが参政党支持の中核となっていた。
女性ばかりにフォーカスする「男消し」では
しかし女性の支持が目立つという言説が出てくることで、参政党にソフトな印象がついたことは否めない。加えて、これはいわゆる「男消し」のようにも見える。「男消し」とは、被害者でも加害者でも、女性が犯罪に関わっていたら、新聞やテレビの見出しが女性を強調し、男性を女性の陰に隠す形になることだが、それとよく似ている。
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