受験も「二兎を追う者は一兎をも得ず」

もちろん、どの家でも親が家庭教師になれるわけではない。そのときには、第一志望の大学の現役の学生を家庭教師に雇えばいい。予備校に通わせ、授業を受けるよりも、そのほうがはるかに効率的である。

基本、受験勉強は第一志望の学校の対策に絞るべきだ。学校によって、試験問題の傾向は大きく違うので、対策も異なる。まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」のたとえの通りだ。

たとえば、早稲田の政経学部は2021年度から、数学を必須とするなど、試験の内容を大きく変えた。数学が得意な受験生にはいいが、不得意な文系の受験生にはそれが壁になった。その点で、東大の文系を狙う受験生に、併願しやすい場合と、しにくい場合が生まれた。