「ブルーバード」を生んだ追浜工場の稼働率は5割に

同社のサービス内容の低下などは、消費者離れを生んだとみられる。販売台数を伸ばすため、日産は米国市場などで値下げを実施し販売奨励金を積み増した。それにもかかわらず、目立った販売台数の増加は見られなかった。

航続距離と燃費性能の良いHV、PHVのラインナップ整備も遅れた。日産の販売戦略は、目立った成果を出せなかった。世界的に、日産車の在庫は積み上がり、工場の稼働率は低下した。それは、自動車メーカーにとって致命的というべき現象の一つだ。