温暖化で北へ広がる感染症
デング熱はすでに世界100カ国以上で常在化しており、毎年最大で数億人が感染していると見積もられています。とくに懸念されているのが、気候変動にともなう感染地域の拡大で、世界的にも感染者報告数が増加傾向にあります。
研究によると地球温暖化により、デング熱の感染を媒介する蚊の生息に適した環境は、今後さらに拡大すると予測されています。日本でも、東京の夏の気温はすでに熱帯と同程度となっており、ヒトスジシマカの活動期間が長くなっています。
アフターコロナの2024年には日本を訪れた外国人観光客が3687万人に達し、2025年には4000万人超が見込まれています。デング熱は、症状が出ない「不顕性感染」が全体の8割にも及ぶとされています。海外からの外国人旅行者、さらには海外から帰国した日本人が無症状のまま国内にウイルスを持ち込む可能性は高まっていると言えるでしょう。
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