三井住友FG社長 
宮田孝一氏

銀行のビジネスは、お客様が必要なときに資金を融資するという受け身の姿勢からソリューションビジネスへ急速に変化している。いま、銀行は顧客企業に、工場の立地の紹介から商品の付加価値を高めるアドバイスまで、多岐にわたる提案を行っている。

銀行は産業の黒子役だ。お客様のビジネスが大きくなれば、それに付随して裏づけとなる取引の拡大につながり、銀行自体も成長する。それは国内にとどまらない。これからは海外でもこれまでの日本の成長過程で培ったノウハウをビジネスに生かしていく。

たとえば東南アジアなどの著しい発展が見込まれる新興国で経済成長と環境保護を両立させるために、日本の経験から生まれた環境技術を紹介し日本と現地の企業を仲介する役割を担うことで、銀行の持つファイナンス業務の付加価値が高くなる。国内外のお客様のニーズに耳を傾けること、そして時にはニーズを先取りした提案をお客様に積極的に行うことが求められている。