乳児期の子供が持つバイアス

乳児期の子どもが持っている代表的なバイアスのもう一つは、もの(の動き)に対して、合理性を想定するバイアスです。

乳児期の子どもには、見慣れないものやびっくりしたものを凝視する性質があります。たとえば、急に目の前をボールが横切れば、そのボールを凝視します。しかし、何度も同じボールが横切ると次第に慣れて反応しなくなります(慣れによって反応が弱くなることを「馴化じゅんか」といいます)。

同じボールでも、ルートが急に変われば、また驚いてボールを凝視するようになります。このとき、たとえば障害物があって、ボールが迂回うかいしてゴールにたどり着く様子を何度も見せられれば、赤ちゃんはそれに馴化していきます。