医療ビッグデータの活用が進んでいる台湾
韓国や台湾は、日本と同じように皆保険制度を導入している。韓国は任意加入の医療保険からスタートしたが、1989年に居住者全員が加入する皆保険になった。保険者が乱立して格差が生じていたが、金大中大統領政権によって統合が進められ、2000年には全保険者が統合された。台湾では、職業別の医療保険制度が乱立していたが、1995年に全国民が加入する単一の保険者による「全民健康保険(NHI)」が導入された。
どちらも日本の皆保険制度と似ているようだが、全く異なるのは、ビッグデータとしての医療内容がデータ化され解析されていることだ。
特に台湾は、驚くほど医療ビッグデータの活用が進んでいる。約4000の病院と約2万の診療所、約6000の薬局のデータは、NHIメディクラウドシステムに集約される。医師と患者が自分のICカードを差し込むと、その患者の医療情報にアクセスできるようになっており、検査や薬の処方の重複を防ぐなど、無駄な医療費の削減につながっている。匿名化されたビッグデータは、研究や医療政策立案のために活用されているそうだ。
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