動物プロダクションの活用と海外のガイドライン
主人公が飼っている猫、商店街ですれ違う犬……ドラマのなかに動物を出したいことがある。そういう場合、多くの場合は動物プロダクションに依頼する。動物プロダクションは複数あるので、求める種類やスケジュールをもとに助監督が連絡して資料を手配する。その資料をもとに演出と検討し、決定した動物をお願いする流れだ。撮影には動物プロダクションのスタッフが車に乗せて現場入りする。
動物を使用する撮影には注意が必要なことがある。まず、出演者やスタッフの事情の確認だ。なかでも最も避けたいのは出演者のアレルギーだ。犬アレルギー、猫アレルギーを持つ人は意外と多い。また、動物全般や特定の動物が苦手な人も結構いる。出演者の場合は、アレルギーがある動物や苦手な動物を避ける。一方スタッフの場合は、事前に知っていれば動物が参加する日は別のメンバーに交代するなどの対策をとることができる。そのためにも、どんな動物が撮影に参加するのか、スケジュールなどで周知するように心がけたい。
次に、動物の健康への配慮だ。当たり前だが、動物とはいえケガや体調不良、ましてや亡くなるなどといった事態は避けなければいけない。動物それぞれに得意な環境や苦手な環境があるので、撮影現場の状況を動物プロダクションにも説明して相談しておきたい。多くの動物にとって共通で危険なのは夏の暑さだろう。犬や猫など、人間よりも地面に近いところで活動する動物は相当な暑さに晒される。今、私が関わっているドラマに犬がたくさん登場する作品があるが、犬の健康を考えて夏を避けて撮影する予定になっている。
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