全体のデザインがなく、目先の党利党略での変更

自由民主・公明与党と日本維新の会が高校無償化について合意した。しかし、拙速だったことは否めない。このままでは国を亡ぼす愚策になる。

高校無償化はもともと民主党政権が2010年に実現させた政策だった。ただ、国公立高校に支給される就学支援金年額11万8800円、そして私立高校に支給される就学支援金上限額にも所得制限があった。

ここにきて急に事態が動いたのは、24年10月の衆議院選挙で石破自民党が大きく議席を失ったからだ。予算を通すには野党の協力を取り付ける必要があり、維新の会がゴリ押しする高校無償化を呑まざるをえなかった。