「コメに700%の関税」、実際は3%程度
米通商代表部(USTR)は、相殺関税設定の計算式を公表した。分子には米国の貿易赤字額を置く。分母に理論的な輸入額[輸入価格の変化に対する輸入量の変化度合い(弾性値)を考慮]を置いて割り算をする。
米国は相互関税率の設定で、主に相手国の対米貿易黒字の大きさを重視したようだ。トランプ氏はやはり、貿易赤字は“負け”と決めつけているようだ。相互関税には、それ以外の要素も考慮したという。計算式が当てはまらない国や地域もある。米国はオーストラリアとの貿易で黒字を得ているが(米国が貿易黒字国)、今回10%の関税をかけた。
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