「ざるそば」と「もりそば」はどう違うのか

Q 「ざるそば」と「もりそば」とは、どう違うのでしょうか。
A この2つは「違う食べものだ」と考える人がかなりいるのですが、「『もりそば』という言い方にはなじみが薄い」という人も多いのが現状です。

古くは、麺に汁をつけて食べるスタイルのそばは「そばきり」と呼ばれていました。

江戸時代になると麺にあらかじめ汁をかけた状態で供する「ぶっかけそば」(現在の「かけそば」)がはやりはじめ、伝統的な「つけ麺」タイプのものはこれと区別するために「もりそば」と呼ばれるようになりました。これは、せいろや皿に盛られていました。