こうした事情もあり、米フォーチュン誌や米市場情報サイトのベンジンガは、経営不振に陥っている日産がホンハイにとって格好の提携相手になると分析している。

ただし、日産にとって、当面は財務体質の強化が喫緊の課題だ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、ムーディーズは先月、日産の格付けを投資適格最低水準のBaa3から投機的水準とされるBa1へと引き下げた。

同紙はまた、日産が今年3月期に赤字転落する見込みであることも伝えている。日産は昨年11月、従業員9000人の削減と生産能力を2割縮小する大規模な再建計画を打ち出している。