先日、日本を代表するある企業で、創造性についてお話しさせていただいた。聴衆は、開発や商品企画に携わっている方々。理解が速く、また反応も素晴らしく、日本経済の底力はまだまだ捨てたものではないとうれしくなった。

質疑応答の時間になって、ある方が発言された。「若いときのほうが、創造的だとよくいわれるが、本当のところはどうなのか?」。

確かに、世の中を変えるような革新的な発明、発見は、若いときになされることが多い、というイメージがある。キャリアの早い時期には新しいものを次々と生み出した人が、その後鳴かず飛ばずというケースも多い。一方で、例えば画家のパブロ・ピカソのように、晩年まで創造性を失わなかったケースもある。