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ちなみに愛知の実家への喜ばれるお土産は「東京で流行っている」ものだそうだ。逆に大阪や京都は東京へのライバル意識が強く、これは大きな地雷原となる。代わりに関西で喜ばれるのは、東京でしか買えないが、「宮内庁御用達」ブランドといった贈り物であろうと岩中さんは語る。

「さらに、福島、茨城、和歌山はお墓参りなどの家族行事を最優先する。仕事で行けないなどと言わず、休みをとったり、妻だけでも『行ったほうがいいよ』と配慮してあげると、『ご先祖様を大切にする男』とリスペクトされる」

結婚後、うっかり「浮気発覚」などとなった場合などはどうだろうか。多くの嫁は実家に注進するだろうが、そのときに「一度や二度ぐらい大目に見てあげなさい」と諭してくれるのは北海道、千葉、埼玉、東京の親だという。

「実家にバレたら即離婚なのは、広島、長崎、群馬、香川。県民性調査でも浮気には男女ともストイックという調査結果があります」

そして、妻の実家にとっては何より大切な孫に関しても外せないポイントが。「僕の小遣いを減らして、子供のお稽古ごとに投資しています」といった一言で、評価が高まるのは長野、岡山、広島、長崎、山口など。何かと教養が重視される県民性なのだ。

そのほかにも県民性調査を見ると、細かい注意点が浮かび上がってくる。例えばゴルフ用具普及率第1位は山梨県なので、実家でゴルフの話題は必須であろう。食洗機普及率第1位は広島県。実家になければプレゼントするのもいい。

……とまあ、県民性を考慮する夫は、妻の一族との「絆」構築も「できる」男となるはず。一族に自慢できるようなよい婿と認識されたら、妻の実家からの有形無形のサポートは大きいはず。「今どきの夫は、自分の物差しは打ち捨て、『妻の出身県の物差し』に合わせることが最終的に幸せにつながる」という岩中さんのアドバイスに従い、妻の実家の信頼を勝ち取ろう。

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