「無駄なお金は使わずに貯金する」という精神

こうして幼い時に、国によって「投資より貯蓄」を頭のてっぺんから爪先まで徹底的に叩き込まれた子どもたちが、団塊世代なのです。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、彼らの根底には「無駄なお金は使わずに貯金する」という精神が脈々と流れています。

ずっと節約して無駄なお金を使わずに貯金し続けてきたので、楽しいお金の使い方がわからない。それは、誰からも教えられてこなかったからです。

70歳になっても、
資産を増やそうと考えるのはやめなさい
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