相手の喜んでいる姿が自分の幸福感を高める

プレゼントをすると、相手にとても喜んでもらえます。喜んでくれる姿を見ていると、自分の幸福感が上がります。だから、もっともっとしてあげようと思います。

相手からの見返りを期待してプレゼントをしているわけではありません。でも、そういうお金の使い方をしていると、結果的に自分のところに戻ってきます。

例えば相手がビジネスパートナーであれば、私が悩んでいる時に、一緒に親身になって解決策を考えてくれます。また、そのビジネスパートナーの奥さんからは「あんなに良くしてくれる人を裏切っちゃダメよ」と言われるそうです。

プレゼントをすることで、そういう良い循環が生まれます。

お金は、私にとっては血液のようなものです。使えば戻り、戻ってまた使えば戻ってくる。ただし、お金は良い使い方をしないと戻ってこないと思います。そのため、いかに良いお金の使い方ができるか常に考えています。

今日から行動
1人でもよいので喜ばれる贈り物をしてみる

一生ものの経験から興味が広がっていく

先日は、栃木県で子供と一緒に熱気球に乗ってきました。私も初めて乗りましたが、熱気球は飛行機やヘリコプターなど音の大きい乗り物と違います。エンジン音がないのです。

人の乗ったカゴが無音でフワッと空中に浮かぶのは、他では得難い素晴らしい体験でした。

熱気球
写真=iStock.com/simspix
※写真はイメージです

ワンボックスの車から球皮、バーナー、バスケット(カゴ)などの熱気球の構造体を運び出し、パイロットと子供と一緒に熱気球を組み立てました。このような体験は恐らく一生忘れないでしょう。

多保学『1億円かけて学んだ成功する人がやっていること』(日本実業出版社)
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どういう理屈でカゴが空に浮くのか? ワンボックス車から出てきた物体があれほど大きな熱気球にどうやって変身するのかなど、いろいろなことに興味を持ってもらえます。

また私は、Jリーグの浦和レッズのスポンサーをしている関係で、選手と手を繋いで入場する「フェアプレーキッズ」の権利を買って子供たちに体験をさせています。

この権利は、小児歯科医院の患者さんたちにも毎年、抽選でプレゼントをしています。大好きな選手と一緒に手をつなぎながらフィールドに出ることにより、よりサッカーに興味を持ってもらえるかもしれません。